オリーブについて about olive

日本のオリーブ栽培は、ここ“小豆島”から始りました。

1908年(明治41年)当時の農商務省がアメリカ産オリーブの試験栽培を
香川県、三重県、鹿児島県の3県で試みました。その中で、小豆島のみが栽培に成功したのです。

小豆島の気候が地中海に似ていたことも要因の一つではありますが、
それ以上に当時の農家の方々のたゆまない努力こそが成功に導きました。

そのDNAを受け継いでいるからこそ、
小豆島では、今でも収穫は一粒一粒丁寧に手摘みで行なっています。

手摘みすることで、実の熟れ具合や傷なども目視でき、選りすぐられた実だけを摘み取ることができます。

八木農園で栽培しているオリーブの品種について

オリーブの品種は、世界で1200種以上あるとされていますが、
当園では、ミッションをはじめ、ルッカ、マンザニロ、ネバディロブランコ、アルベキナの5品種を栽培しています。

ミッション(Mission

アメリカのカリフォルニア州で発見されたスペイン原産の品種。
小豆島で最も多く栽培されている品種です。
樹形は直立型で葉の裏側が銀白色、日差しと風に揺られると輝いて見えます。
果実:中型(平均2.5~3.0g)
用途:オイル、テーブル・オリーブ(塩水漬、ピクルスなど)

ルッカ(Lucca

アメリカから導入されましたが、原産地は不明の品種。
耐寒性・耐病性に優れていて成長も早いです。
多品種と交配しなくてもある程度結実します。
果実:小型(平均2.0~2.5g)
用途:オイル

マンザニロ(Manzanillo

スペイン原産の品種。
スペイン語で小さなリンゴという意味をもち、他品種くらべ果実は大きく丸い実をつけます。
樹形は開帳型で小さめの葉をつけます。
果実:大型(平均3.0~3.5g)
用途:オイル、テーブル・オリーブ(塩水漬、ピクルスなど)

ネバディロブランコ
Nevadillo Blanco

ミッションとともに導入されたスペイン原産の品種。開花期が長く、花粉も多いため受粉樹として人気があります。
ハート型の葉が一番出来るのはこの品種です。
果実:中型(2.0~2.5g)
用途:オイル

アルベキナ(Arbequina

スペイン原産の品種。
オリーブの原種にもっとも近いと言われています。小さな実を鈴なりにつけます。
多品種と交配しなくてもある程度結実します。
果実:小型(平均1.0~2.0g)
用途:オイル